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スポーツ

パリオリンピック2024で古賀紗理奈の引退が女子バレーボール日本代表に与える影響

女子バレーボール日本代表キャプテンの古賀紗理奈選手が引退を発表しました。

パリオリンピック2024を最後に現役を引退されるとのことです。

代表からの引退ではなく現役引退ということみたいですね。

オリンピックという大一番が控えている状況での引退発表。

チームに与える影響は果たしてプラスなのか?マイナスなのか?

ちょっと考えてみましょう。

東京オリンピックを振り返る

東京オリンピックにかける思いは誰よりも強かったと思われる古賀選手。

2013年、熊本信愛女学院高2年生の時に日本代表へ初選出。

8年の月日が流れついにたどり着いたオリンピックの大舞台。

不運にも初戦で右足首を負傷してしまいました。

「あー終わった」とショックで涙が止まらなかったそうです。

病院へ向かう救急車の中でよぎったのは自分が去った後のチームのことで
心配と不安と申し訳なさしかなかったとのことです。

靭帯に損傷は無く腫れが引けば復帰できるという診断結果に古賀紗理奈は
復帰できるなら絶対にやろうと必死だった。

事実、怪我をした2日目から練習に参加して韓国戦での復帰を目指した。

「明日は私もユニフォームを着ていいですか?」

韓国戦の前日、古賀紗理奈は中田久美監督に思いを告げた。

中田監督の決断は古賀紗理奈のスタメンでの起用。

万全であるはずのない選手をスタメンで使う。

中田監督も腹をくくったのだろう、このチームのエースは古賀なのだと。

この思いに答えるかのように古賀紗理奈の表情は鬼気迫るものがあった。

しかし、韓国戦も最終戦となったドミニカ共和国戦も思うような結果は得られなかった。

この頃のチームは未完成だった。

正セッター不在、普段なら拾えるであろうと思えるボールさえ拾えない場面もあった。

連携が上手く取れていないバラバラな印象が強かった。

「終わった瞬間は悔しくて情けなくて涙も出なかった」と古賀紗理奈はその後の取材で答えている。

「もう“痛い”って言っていいんだよ。紗理那、よく頑張ったね」

選手村に戻ってから同部屋だったキャプテンの荒木絵里香はそう声をかけたそうです。

復帰すると決めてから周りに心配させまいと痛いとか辛い表情を封印していた古賀紗理奈。

こんなにもお手本になるキャプテンが近くに居たんですね。

きっと、その後キャプテンとなる古賀選手に深く影響を与えたことでしょう。

「痛かった。めちゃくちゃ痛かったです」

我慢していた言葉を泣きながら口にして古賀紗理奈の初めてのオリンピックが幕を閉じた。

古賀紗理奈の引退がチームの士気を高める

頼れるキャプテン荒木絵里香から受け継いだ日本代表のキャプテン。

さらに古賀紗理奈は世界からマークされる絶対的エース。

古賀が崩れたらチーム全体が崩壊しかねないほどのチームの大黒柱である。

そんな選手が引退を発表したのだから周りが燃えないわけがない。

1試合でも多く、少しでも長く試合をさせてあげたい、一緒にプレーがしたい。

キャプテンの首にメダルをかけてあげたい。

絶対にチーム一丸となって素晴らしい戦いを届てくれると信じています。

古賀紗理那の引退でのしかかるチームへのプレッシャー

逆に古賀キャプテンへの思いが空回りするケースも考えられる。

1試合、1試合が引退へのカウントダウンなのだからそのプレッシャーは計り知れない。

まさに”もう一回が無い試合”の連続なのだ。

バレーは流れのスポーツ

バレーは流れのスポーツと呼ばれるくらいに重要なのはメンタルである。

ちょっとした心の変化で良くも悪くも試合の流れがころころと変わる。

あんなに調子良かったのにどうした?

1セット目とはまるで別のチームだな。

なんていう試合を数え切れないほど見てきた。

古賀紗理奈の引退発表が良い方のプレッシャーになることを願っている。

まとめ

ネーションズリーグでパリオリンピックの出場権と銀メダルを獲得した女子日本代表。

とは言え、ベストメンバーで戦った日本に対して主力を温存していた国も多かった。

まさに2024年はオリンピックが本番なのだ。

東京オリンピックでの不完全燃焼もありパリオリンピックに並々ならぬ思いがあるのだろう。

この大会を最後にと決めたのだから。

しかし、私個人としては大会が終わってからの発表で良かったのでは?と思っている。

終了後に大会前から引退を決めてました。で良かったのでは?

マスコミはおそらく、活躍した選手よりも古賀紗理奈。

試合内容よりも引退する古賀紗理奈との想い出とかを聞くだろう。

何かにつけて引退への思いを聞き出そうと意味不明なインタビューを繰り出すに違いない。

バレーは流れのスポーツだ。微妙な心の乱れが試合に大きな影響を与える。

是非とも大会期間中はマスゴミを発揮しないでいただきたい。

「バレーは常に上を向くスポーツだ!」by鳥飼繋心

くだらないことで選手が下を向くようなことにしないで欲しい。

メダルを獲得できる実力のあるチームなのだから全力で応援しましょう。

今年の夏は間違いなく熱くなりそうだ!